e辞書の利用術(3) - Disctionary Software

Disctionary Softwareとはここでは、一般に市販されているPC用の辞書ファイルとブラウザのセットになったものです。辞書データは原則、HDD上で使用するものとします。

  • 最初のMicrosoft Bookshelfは最近のPCを買えば、大体Office XP Personalなどとセットでプレインストールされています。これがHDD上に入っていればInternet Explorerや他のOffice文書を読む際には連携して使えるようになってます。
  • 使い方としては次の手順になります:
    • 目的の単語をダブルクリック
    • Internet Explorerの場合、そのまま右クリック。「Bookshelfで検索」を選ぶ
    • たとえば、Office wordの場合、右クリック。「翻訳」を選ぶ
    • IEの場合にはBookselfのウインドウが開き訳語が表示されます。Office XP Wordの場合には右側に翻訳ウインドウが表示されます。見た目は違いますが、訳語は一緒です。
  • 作業はクリック3回、マウスの移動量もMinimumです。スピードは約一秒。これだと前ページのOnlineに比べて遙かに快適で使えます。分からない単語が比較的少ない場合にはこれで十分です。通常の辞書をを引く手間を考えると、嘘のように早いです。
  • 次に英辞郎はどうでしょう。この辞書は100万語以上の圧倒的な語彙数を誇り、かなり専門的な語彙もカバーされています。検索窓に単語を入力し始めると同時にどんどん候補が表示されていきます - いわゆるIncremental検索といわれている手法です。
  • また、IEやWord、あるいはOutlookのメールなどの文章を読む場合の場合、ダブルクリックで単語を選んだ後、「ctrl+c」で訳語がポップアップします。Bookshelfの用にわざわざ別ウインドウが開くという煩わしさはありません。スピードも一瞬です。
  • しかし、英辞郎の特筆すべき機能は、カーソルを目的の単語上に持っていくだけでどんどん訳語が表示される自動Popup検索です。作業はマウス移動だけ、クリックすら必要ありません。表示速度もとても速く体感的には待った感じはありません。そういう意味では今までの中でベストでしょう。
  • ただし、自動Popup検索を使用するには若干の準備が必要です。ブラウザにはシェアウェアのPDICというのがついてきます。その中で、「View]から「ポップアップ検索ウインドウ」を選びます。そうすると何の変哲もないText Editorのようなウインドウが表示されます。自分が読みたい文章を他のソフトからカット&ペーストでこのウインドウ上にペーストします。
  • これで完了です。後は読みながらカーソルを移動させれば、殆どリアルタイムで訳がどんどん表示されます。この機能は語彙の少ない初・中級者にはまさにもってこいのソフトです。私も大量のビジネス文書を正確に速く読みたいときには重宝してます。(「ポップアップ検索ウインドウ」にペーストしなくても自動Popupできるのかもしれませんが、よく調べていません。すいません。)
  • これらのSoftware形式の唯一の欠点はどこでも使うというわけにはいかないということでしょう。あくまでもソフトウェアがPCにインストールしてあるとことが前提となります。しかしその便利さは圧倒的ですね。
  • さて、次はStand-aloneのElectric Disctionary Device、いわゆる電子辞書です。
  • 最後にそれら3種類のPros & Consを整理した形でまとめましょう。